Udemy 5. RailsAPI×Nuxt.js初めてのAPI通信 #01
2020年06月24日に更新

【Rails6】"Hello" jsonを返すコントローラを作成する

このチャプターで達成すること

今回の「RailsAPI×Nuxt.js初めてのAPI通信」では、開発環境上にボタンを押すと"Hello"が返ってくるアプリケーションを作成します。

完成イメージ

2020-06-22 13-01-40

このアプリケーションを作成することで、RailsとNuxt.jsのAPI通信の基礎を構築します。

アプリの作成手順

このような流れで行います。

  1. docker-compose.ymlにAPI通信に使うURLを登録します。
  2. Railsに"Hello"を返すコントローラーを作成します。
  3. Nuxt.jsにAPIリクエストを送るaxiosのセッティングを行います。
  4. そしてRails側でCORSエラーに対応するGem rack-corsを導入します。

この記事で達成すること

この記事では2つの作業を行います。

  • docker-compose.ymlにAPI通信のURLを登録する
  • Rails側に"Hello"を返すコントローラーを作成する

最終的にブラウザ上にHelloを表示させます。

2020-06-22 13-58-30

それでは作業に入りましょう。

※ この記事では主にRails(apiディレクトリ内)のファイルを編集します。

Docker環境変数にAPI通信用URLを登録する

docker-compose.ymlにAPI通信用のURLを環境変数として登録します。

  • apiサービスにはenvironmentに「API_DOMAIN」を、
  • frontサービスにはargsに「API_URL」を追加してください。
docker-compose.yml
 api:
  ...
  environment:
    POSTGRES_PASSWORD: $POSTGRES_PASSWORD
    API_DOMAIN: "localhost:$FRONT_PORT"       # 追加
  ...

	front:
    ...
      args:
        WORKDIR: $WORKDIR
        CONTAINER_PORT: $CONTAINER_PORT
        API_URL: "http://localhost:$API_PORT" # 追加    
    ...

frontサービスで指定したargsはDockerfileに渡されます。

そこで「front」ディレクトリのDockerfileに、引数を受け取るARG命令を追加し、環境変数として登録します。

この設定によりNuxt.jsのアプリ内で「API_URL」が参照できるようになります。

front/Dockerfile
FROM node:14.4.0-alpine

ARG WORKDIR
ARG CONTAINER_PORT
# 追加
ARG API_URL

ENV HOME=/${WORKDIR} \
    LANG=C.UTF-8 \
    TZ=Asia/Tokyo \
    # \忘れない
    HOST=0.0.0.0 \
    # 追加
    API_URL=${API_URL}

# ENV check
RUN echo ${HOME}
RUN echo ${CONTAINER_PORT}
# 追加
RUN echo ${API_URL}
...

Dockerfileを書き換えたのでfrontイメージをビルドしましょう。

root $ docker-compose build front

うまく環境変数を渡せていればターミナルにURLが表示されるはずです。

...
Step 8/10 : RUN echo ${API_URL}
 ---> Running in 95e843338d95
http://localhost:3000

OK!これで下準備が終わりました。

Railsにhelloコントローラーを作成する

Railsにhello_controller.rbを作成します。

DockerComposeのrunコマンドを使ってコンテナ内で$ rails generateを実行します。

root $ docker-compose run --rm api rails g controller api::v1::hello

# 成功
create  app/controllers/api/v1/hello_controller.rb
invoke  test_unit
create    test/controllers/api/v1/hello_controller_test.rb
  • api::v1::hello … Railsの「controllers/api/v1」ディレクトリ以下にコントローラーを作成します。

    ディレクトリがなければ自動で作成します。

テストファイルを作成しない--skip-test-frameworオプションは無くなった模様です。

Railsドキュメント

helloコントローラーにアクションを追加する

作成したhello_controller.rbに"Hello"のjsonを返すアクションを追加しましょう。

api/app/controllers/api/v1/hello_controller.rb
class Api::V1::HelloController < ApplicationController
  # 追加
 def index
   render json: "Hello"
 end
end

続いてこのアクションにアクセスするルートを追加します。

routes.rbを開いてください。

api/config/routes.rb
Rails.application.routes.draw do
  # 追加
  namespace :api do
    namespace :v1 do
      # api test action
      resources :hello, only:[:index]
    end
  end
end
  • namespace … 「controllers」以下のディレクトリ階層を表します。

    namespaceを付けた時のRailsのルートはhttp://localhost:3000/api/v1/helloとなります。

helloコントローラーをブラウザで確認する

ここまで出来ればブラウザで確認しておきましょう。

コンテナを起動します。

root $ docker-compose up api

ブラウザからhttp://localhost:3000/api/v1/helloにアクセスしてください。

OK!うまくいっているようですね。Helloが返されています。

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ここまでできたらコンテナを削除しておきましょう。

root $ 「control」+「C」
root $ docker-compose down

確認しておきましょう。

root $ docker-compose ps -a

Name   Command   State   Ports
------------------------------

OK!今回の作業は終わりです。

お疲れっした!

まとめ

今回はComposeファイルに環境変数を登録し、Railsに"Hello"を返すコントローラーを作成しました。

そういえばRailsとNuxt.jsで環境変数を渡す場所が違いましたね。

Nuxt.jsのSPAモードをデプロイする場合、本番環境のサーバーが参照できないのでDokerイメージに直接環境変数を渡します。

argsに環境変数を記述するのは、このデプロイを見据えた書き方ということです。

もっと詳しく => .envファイルを使ったdocker-compose.ymlの環境変数設計


以上でレスポンスの準備が整いました!あとはNuxt.js側のリクエスト処理です。

次回って?

Nuxt.jsにHelloをくれというリクエスト処理を書いていきます。

どうぞお楽しみにー。

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