【GitHub】秘密鍵の生成・公開鍵を追加・SSH接続するまでを画像で分かりやすく
  • 2020.06.21に公開
  • 2021.11.17に更新
  • Udemy
  • 4. 複数プロジェクトのGit管理
  • No.3 / 4

今回達成すること

GitHubにアカウントを作成し、SSH接続の設定を行います。

ご安心ください。画像大量で分かりやすい記事ですから。

まずはアカウント作成からやっていきましょう。

GitHubに新規登録

下記URLからGitHubに新規登録を行います。

https://github.com/

下記を入力して「Sign up for GitHub」と書かれた緑のボタンをクリックしてください。

  • Username

  • Email

  • Password

    15文字以上、または数字と小文字を含む8文字以上であること

2020-06-20 12-16-24

認証画面に飛びますので指示に従って操作してください。

2020-06-20 12-21-58

認証が成功すると緑の「✔︎」マークが出ます。

そしたら「Join a free plan」と書かれた青いボタンをクリックします。

2020-06-20 12-22-33

メールボックスにメールアドレスの確認メールが届いているはずです。

Verify email address」と書かれた青いボタンをクリックしてください。

2020-06-20 12-28-56

以上でGitHubへの会員登録が完了しました。

続いてSSH接続の設定を行なっていきますが、その前にGitHubのSSH接続を理解しましょう。

2020年12月25日修正

暗号化・複合化の説明は誤っていたため、SSHの説明を全面的に書き換えました。

正しくは、署名・検証となります。申し訳ありません。

SSHとは

SSHとは、ネットワークに接続された機器を遠隔操作するための通信手段の一つです。

ここでは、ネットワークに接続されたGtHubを、ターミナルから遠隔操作するために使います。

通信の情報は全て暗号化された安全な通信手段となります。

SSHの認証方法

SSHの認証には2つの方法があります。

  1. パスワード認証方式
  2. 公開鍵認証方式

公開鍵認証を設定しなくても、GitHubにプロジェクトをプッシュすることは可能です。

その場合、パスワード認証が採用されます。

パスワード認証では、接続の都度ユーザー名とパスワードをする必要があります。

公開鍵認証方式の仕組み

公開鍵認証では、クライアント側(MacOS)と、サーバ側(GitHub)にペアになった鍵を用意します。

  • クライアント側(MacOS) ... 秘密鍵と呼び、通信情報の署名に使用します。

  • サーバ側(GitHub) ... 公開鍵と呼び、通信情報の署名を検証します。

参考 SSHの公開鍵認証における良くある誤解の話

秘密鍵と公開鍵を作成する

Windowsの方はこちらを参考にしてください。

SSH接続設定 - サル先生のGit入門

まずは鍵を保存する「.ssh」ディレクトリに移動します。

どこで実行しても構いません。

$ cd ~/.ssh

鍵を生成するコマンドを実行します。

.ssh $ ssh-keygen -t rsa -f <ファイル名(任意)> -C <鍵に追加するコメント(任意)>

# (筆者の場合) 
$ ssh-keygen -t rsa -f id_rsa_github
  • ssh-keygen ... 秘密鍵と公開鍵を生成するLinuxコマンド。

  • -t <暗号化タイプ>オプション ... 暗号化形式を指定する。暗号化タイプは下記URLを参照。

  • -f <ファイル名>オプション ... ファイル名を指定する。指定しない場合「id_rsa」と言う名前になる。

  • -C <コメント>オプション ... コメントを記述。ここで指定したコメントは鍵の最後に表示される。

    デフォルト値は、「Macのユーザー名@Macのコンピューター名.local」となります。

参考 【 ssh-keygen 】コマンド――SSHの公開鍵と秘密鍵を作成する - IT

2020年12月27日 修正

"Cオプションには、GitHubのアカウントメールアドレスを記載する"と書いたものを削除しました。

理由は、秘密鍵が漏れた場合、自身のメールアドレスも流出する事が考えられるためです。

特段理由がなければ、デフォルト値でOKです。

コマンドを実行するとパスフレーズの入力を求められます。

ここは何も入力せずそのままエンターキーで進みます。

# パスフレーズを入力します(パスフレーズがない場合は空)
Enter passphrase (empty for no passphrase): <Enterキー>

# 同じパスフレーズを再度入力してください
Enter same passphrase again: <Enterキー>

The key's randomart image is:
...
# 完成

以上で作成できました。確認してみましょう。

2つのファイルが作成されています。

.ssh $ ls -1

id_rsa_github
id_rsa_github.pub
  • id_rsa_github ... 秘密鍵。
  • id_rsa_github.pub ... 公開鍵。GitHubに登録する方。

任意のファイル名にした場合

筆者のようにオプションでファイル名を指定した場合、「GitHubの通信はこの秘密鍵を参照してください」と登録する必要があります。

「.ssh」ディレクトリ直下にconfigファイルを作成しましょう。

.ssh $ vi config

ターミナル上でこの様に編集します。

1.「i」キーでインサートモードにして下記を追加

# GitHub SSH key
Host github
  HostName github.com
  IdentityFile ~/.ssh/id_rsa_github # ここは自分のファイル名と一致させる
  User git

2. 「esc」キーでインサートモードをキャンセル
3. 「:wq」で保存して終了
4. $ cat configコマンドで確認しとく

編集が終わったら必ず確認しておきましょう。

.ssh $ cat config

# GitHub SSH key
Host github
  HostName github.com
  IdentityFile ~/.ssh/id_rsa_github
  User git

以上で秘密鍵と公開鍵が作成できました。

GitHubに公開鍵を追加する

それではGitHubに公開鍵を登録します。

まず、公開鍵pbcopyコマンドでクリップボードにコピーします。

.ssh $ pbcopy < id_rsa_github.pub

一旦ターミナルから離れます。

GitHub上での作業

GitHubにログインし、右のユーザーアイコンから「Settings」へ移動します。

2020-06-20 15-03-30

左のメニューの「SSH and GPG keys」へ移動します。

2020-06-20 15-05-20

緑の「New SSH key」ボタンをクリックします。

2020-06-20 15-07-49

  • Titleには秘密鍵を持つPCが判別できる名前を
  • Keyには先ほどコピーした公開鍵を貼り付けます。

完了したら「Add SSH key」をクリックしましょう。

2020-06-20 15-10-01

パスワードが求められますので、ログインパスを入力してください。

無事登録が完了しました。

2020-06-20 15-14-01

GitHubとのSSH接続を確認する

下記コマンドで接続を確認します。

$ ssh -T git@github.com

接続ができていればこんなメッセージが出ます。

Hi <GitHubのアカウント名>! You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.

無事接続できましたか?

以上で作業完了です。

参考 GitHubでssh接続する手順 公開鍵・秘密鍵の生成から - Qiita

まとめ

今回はGitHubにアカウントを作成し、SSH接続の設定を行いました。

これでpushするたびにログインを求められなくて済みますね。便利だ。

さて、次回は?

主にGItHub上での作業となりますが、リポジトリを作成しプロジェクトをpushしていきます。

次でやっと開発環境が整いますね。

頑張りましょう-!

修正情報

  • 2020年12月27日

    目次、#SSHとは、#SSHの認証方法、#公開鍵認証方式の仕組みの内容を修正しました。

    #秘密鍵と公開鍵を作成するのキー生成コマンドのCオプションの記入例を、「GitHubアカウントのメールアドレス(任意)」から「鍵に追加するコメント(任意)」に変更しました。

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