Udemy 7. モデル開発事前準備 #03
2020年07月05日に公開

【Docker+Rails】A server is already running. Check /tmp/pids/server.pidエラーの対応

今回達成すること

Railsのサーバが起動しない「A server is already running. Check /tmp/pids/server.pid」のエラー対応を行います。

このエラーがまだ発生していない場合でも、今回の対応をしておくことが賢明です。

A server is already running…エラーとは

このエラーは、前のRailsサーバ起動時に作成されたserver.pidというファイルが残ってしまい、新たにサーバが起動できないエラーになります。

対応として、サーバ起動の都度server.pidファイルを削除して、新たなサーバを起動させます。

今回のエラー対応の概要

前回、本番環境ではheroku.yml上のコマンドでRailsサーバを起動するように編集しました。

これによりDockerfileにサーバ起動コマンドがなくても本番環境でRailsを動かすことができます。

そこで、Dockerfileのコマンドをdocker-compose.ymlに移動し、環境ごとに実行コマンドを変更するよう設定します。

  • 本番環境のRails起動コマンド … heroku.yml
  • 開発環境のRails起動コマンド … docker-compose.yml

Railsサーバ起動コマンドを移動する

それでは「api」ディレクトリ直下のDockerfileからCMD命令を削除しましょう。

api/Dockerfile
# 削除する
# CMD ["rails", "server", "-b", "0.0.0.0"]

続いて「root」ディレクトリのdocker-compose.ymlcommandを追加します。

docker-compose.yml
...
api:
  build:
    context: ./api
    args:
      WORKDIR: $WORKDIR
  # 追加
  command: /bin/sh -c "rm -f tmp/pids/server.pid && bundle exec rails s -p 3000 -b '0.0.0.0'"
  • /bin/sh … シェルの実行。
  • -c … 引数の文字列をコマンドとして実行するコマンドオプション。
  • rm -f tmp/pids/server.pid … server.pidファイルの削除。
  • undle exec rails s -p 3000 -b '0.0.0.0' … Railsサーバの起動。

参考 Quickstart: Compose and Rails | Docker Documentation

Dockerイメージをビルドする

Dockerfileを書き換えたのでビルドしておきましょう。

root $ docker-compose build --no-cache api
  • --no-cache … キャッシュを使用せず、一からイメージを作るオプション。

    命令を削除しただけの場合、変更が反映されないことがありました。そこで今回はこのオプションをつけて実行しています。

書き換えたDockerイメージの内容を確認する

変更が反映されたか確認してみましょう。

イメージIDの取得

まず、DockerイメージのIDを取得します。

root $ docker images

REPOSITORY                     TAG                 IMAGE ID            CREATED             SIZE
udemy_demoapp_v1_api           latest              c7cd783f4fd4        About an hour ago   699MB
<none>                         <none>              3ee7026684f7        5 hours ago         699MB

筆者の場合、最新のDockerイメージはlatestタグでIDは「c7cd783f4fd4」、一個前のDockerイメージIDは「3ee7026684f7」となります。

一個前のイメージを確認

inspect コマンドでイメージの内容を確認してみましょう。

一個前(CMD命令削除前)のイメージ情報はどうでしょう。

root $ docker inspect 3ee7026684f7

...
"Cmd": [
  "/bin/sh",
  "-c",
  "#(nop) ",
  "CMD [\"rails\" \"server\" \"-b\" \"0.0.0.0\"]"
],
  • inspect <イメージID> … Dockerイメージの情報を取得する。

書き換え前のDockerイメージにはrails serverコマンドが表示されていますね。

最新のイメージを確認

次は最新のlatestタグを確認してみましょう。

root $ docker inspect c7cd783f4fd4

...
"Cmd": [
  "/bin/sh",
  "-c",
  "#(nop) COPY dir:3d6cba78846b795326e21bd2b53..."
],

コマンドを表示するCmdにはRailsサーバコマンドの記載はありませんね。

これで無事変更が反映されていることが確認できました。

まとめ

今回はRailsのサーバが起動しないエラーに対応するために、起動コマンドをdocker-compose.ymlに移動しました。

「A server is already running. Check /tmp/pids/server.pid」のエラーの原因は「server.pid」ファイルがちゃんと削除されていないことが原因だったんですね。

削除すればRailsもちゃんと動いてくれるのか。

勉強になりました。(筆者が)

次回は?

ここまでビルドコマンドを何度も実行してきたのでDockerイメージが溜まり出していると思います。

そこで使用していないDockerイメージを削除する方法について学びましょう。

それでは、↓下の記事リストに続きがありますのでそのままお進みください。

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