Udemy 3. Dockerを使ったRails+Nuxt.js環境構築 #04
2020年06月24日に更新

Nuxt.jsを動かすAlpineベースのDockerfileを作成する(C.UTF-8とは何か)

今回達成すること

Nuxt.js用のDockerfileを作成します。

また、Dockerfileで指定する「LANG=C.UTF-8」の意味についても解説していきます。

003 Docker div05

Nuxt.js用のDockerfileを作成する

前回の続きの場合、apiディレクトリにいます。

そこからfrontディレクトリへ移動しましょう。

api $ cd ../front

Dockerfileの作成

frontディレクトリ直下にDockerfileを作成します

front $ touch Dockerfile

確認します。

front $ ls

Dockerfile

Dockerfileの編集

下記のように編集します。

2020年6月13日 追記

  • $docer-compose buildコマンドでエラーが出るため下記コードを修正しました。すみません。

    • 変更前 … RUN echo HOME=>${HOME}

    • 変更後 … RUN echo ${HOME}

    • 削除したコード3つ(本番用のコードのため後で記述)

      1. COPY package*.json ./

      2. RUN yarn install

      3. COPY . .

下記ファイルは修正済みのコードとなります。

front/Dockerfile
FROM node:14.4.0-alpine

ARG WORKDIR
ARG CONTAINER_PORT

ENV HOME=/${WORKDIR} \
    LANG=C.UTF-8 \
    TZ=Asia/Tokyo \
    HOST=0.0.0.0

# ENV check(このRUN命令は確認のためなので無くても良い)
RUN echo ${HOME}
RUN echo ${CONTAINER_PORT}

WORKDIR ${HOME}

EXPOSE ${CONTAINER_PORT}

Dockerfileの参考元

Dockerizing a Node.js web app - Node.js

Dockerfileを一つ一つ説明するぞう

それではNuxt.jsを構築するDockerfileを説明します。

なお、前回の記事 #Dockerfileを一つ一つ説明するぞうで説明した項目は飛ばします。

FROM node:14.4.0-alpine

Alpineベースのnodeをベースイメージとしています。

最新のバージョンはこちらから確認できます。

ENV HOST=0.0.0.0

これを指定しないとブラウザからhttp://localhost へアクセスすることができません。

RailsのDockerfileで指定した、CMD ["rails", "server", "-b", "0.0.0.0"]と同じ意味を持つんですね。

  • 前回の記事(Rails6を動かすAlpineベースのDockerfileを作成する)を一部抜粋

    仮想環境で起動したRailsは、localhostのipアドレス「127.0.0.1」でアクセスできません。

    そこで仮想外部からアクセスできるように、ip「0.0.0.0」に紐付けをする必要があるのです。

    これにより、自分のPC上のブラウザでRailsにアクセスできるようになるのです。

EXPOSE <ポート番号>

コンテナ公開用のポート番号を指定します。

今回は、docker-compose.ymlのportsで「8080」を指定するので、ここには3000番を入れています。

LANG=C.UTF-8とは何なのか?

RailsのDockerfileでも指定しましたが、ENV命令にLANG=C.UTF-8を指定しています。

LANGとは

language(ランゲージ)を意味するもので、「アプリケーションの中で使用する言語を明示する」役割があります。

C.UTF-8とは

2つに分けて説明します。

  • Cとは

    言語を表すもので、コンピューターのルールに沿ったen_US(英語)を意味します。

    一見、en_US.UTF-8と同じように思えますが、並べ替えの順序や桁区切り記号、デフォルトの通貨記号などに違いがあるようです。

    ちなみに日本語はja_JPと指定します。

    参考 stackoverflow

  • UTF-8とは

    文字コードを表します。

    コンピューターはそもそも計算機なので、文字も数字として認識しています。

    そこで、「この文字は○○番」「この記号は○○番」と割り当てる必要があります。

    この割り当てられた番号を文字コードと言います。

    この文字コードには様々な種類があり、その中でもUTF-8は世界中のソフトウェアで最も使用されている文字コードです。

    たまにありませんか?

    エクセルで開いたCSVが文字化けすること。

    あれは割り当てられた文字コードが無いために起こる現象です。

    日本語に対応する場合は、良くShift_JISが使われます。

    参考 文字コードUTF-8とは〜世界で最もポピュラーな文字コードとその仕組みを学ぼう - ferret

つまりLANG=C.UTF-8とは、

  • コンピューター用の英語を、
  • 文字コードUTF-8で利用する

と明示しています。

日本語アプリケーションなのに「ja_JP」じゃダメなの?

ja_JPに対応していないOSやソフトウェアの場合はエラーを引き起こします。

そもそもソフトウェアへの命令や操作を行う場合は英語です。

また、C.UTF-8でもアプリケーション内の日本語入出力には問題ありません。

理由がない限りC.UTF-8で良いでしょう。

参考 Dockerではコンテナのlocaleの再確認を - Qiita

まとめ

今回はNuxt.js用のDockerfileを作成しました。

ポイントをまとめておきましょう。

  • Alpineベースのnodeイメージには最初からyarnがインストールされている
  • 環境変数にHOST=0.0.0.0を指定しないとブラウザからコンテナへアクセスできない
  • C.UTF-8のCとは、コンピューター用のen_US(英語)を意味する
  • ja_JP.UTF-8は、理由がない限り使わない方が良い

次回予告

ここまでにRailsとNuxt.js用のDockerfileを作成しました。

次回はこの2つのDockerfileを一括操作する「docker-compose.yml」を編集していきたいのですが。。。

ちょっとその前にDocker運用を楽にする環境変数のお話を。

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