HerokuにPumaを導入するためのRailsセットアップ
  • 2019.08.08に公開
  • 2019.10.12に更新
  • SPA開発
  • 3. RailsをHerokuにデプロイする
  • No.2 / 3
「SPA開発」では、Nuxt.js v2.14未満が使用されています。 Nuxt.jsはv2.13~14で大きなバージョンアップがありました。それに伴い、書き方も大きく変化しています。 v2.14以上で書かれた「SPA開発」の続編は、カテゴリー「 Udemy 」 で公開しています。

この記事で達成する事

HerokuにPumaを導入します。

PumaとはWebサーバーの一つです。

Rails5から標準で入っていて、開発環境のRailsはPumaのもとに実行されています。

Pumaの役割を筆者も良く理解していないのですが、多分こんな感じ?です。↓

ユーザーからのリクエスト => (受け取って) Puma (処理を投げる) => アプリケーションサーバ

(野球でいう外野からの中継の役割を担うもの?)

ここら辺が勉強になります。

それではPuma導入の為のセットアップをしていきましょう。

Procfileを作成する

ルートディレクリ直下(Gemfileと同じ階層)に「Procfile」を作成し以下を記入します。

これはHerokuに「config/puma.rb」のファイルを読み込め!と宣言する設定ファイルになります。

Procfile

web: bundle exec puma -C config/puma.rb

2019-08-08 18-48-59

config/puma.rbを編集する

config/puma.rbに移動しましょう。

編集前のpuma.rb

初期の設定はこのようになっているはずです。

puma.rb

# Puma can serve each request in a thread from an internal thread pool.
# The `threads` method setting takes two numbers: a minimum and maximum.
# Any libraries that use thread pools should be configured to match
# the maximum value specified for Puma. Default is set to 5 threads for minimum
# and maximum; this matches the default thread size of Active Record.
#
threads_count = ENV.fetch("RAILS_MAX_THREADS") { 5 }
threads threads_count, threads_count

# Specifies the `port` that Puma will listen on to receive requests; default is 3000.
#
port        ENV.fetch("PORT") { 3000 }

# Specifies the `environment` that Puma will run in.
#
environment ENV.fetch("RAILS_ENV") { "development" }

# Specifies the number of `workers` to boot in clustered mode.
# Workers are forked webserver processes. If using threads and workers together
# the concurrency of the application would be max `threads` * `workers`.
# Workers do not work on JRuby or Windows (both of which do not support
# processes).
#
# workers ENV.fetch("WEB_CONCURRENCY") { 2 }

# Use the `preload_app!` method when specifying a `workers` number.
# This directive tells Puma to first boot the application and load code
# before forking the application. This takes advantage of Copy On Write
# process behavior so workers use less memory.
#
# preload_app!

# Allow puma to be restarted by `rails restart` command.
plugin :tmp_restart

編集後のpuma.rb

Puma Webサーバーを使用したRailsアプリケーションのデプロイ - Herokuを参考に、このように編集していきます。

puma.rb

workers ENV.fetch("WEB_CONCURRENCY") { 2 }
threads_count = ENV.fetch("RAILS_MAX_THREADS") { 5 }
threads threads_count, threads_count

preload_app!

rackup      DefaultRackup
port        ENV.fetch("PORT") { 3000 }
environment ENV.fetch("RAILS_ENV") { "development" }

on_worker_boot do
  # Worker specific setup for Rails 4.1+
  # See: https://devcenter.heroku.com/articles/deploying-rails-applications-with-the-puma-web-server#on-worker-boot
  ActiveRecord::Base.establish_connection
end

# Allow puma to be restarted by `rails restart` command.
plugin :tmp_restart

Hash.fetch()の書き方

ちなみに、Heroku公式ガイドの設定では ENV['PORT'] || 3000 のように設定されていますが、

今回はRailsのデフォルトの書き方に従って ENV.fetch("PORT") { 3000 } としています。

どちらの書き方も同じ結果を返します。

  • ENV['PORT'] || 3000 ... ENVから'PORT'というキーを取得します。キーがなければ3000を代入する自己代入の書き方です。
  • ENV.fetch("PORT") { 3000 } ... ENVからfetchの第一引数'PORT'のキーを取得します。キーがなければブロックの戻り値を返します。

参考

fetch (Hash) - Rubyリファレンス

Herokuにデプロイする

それではここまでの編集をHerokuにデプロイ(公開)しましょう。

前回( Herokuのデータベース設定と開発に便利なgemを導入する )Herokuにデプロイしていない方は、変更ファイルが大きいため少々時間がかかります。

いつものコミットを行いましょう。

$ git add -A
$ git commit -m "puma_setting"

次にBitbucketへ変更ファイルをアップします。

$ git push

そしてHerokuへアップします。

$ git push heroku

HerokuでPumaが起動しているか確認

2つの方法を紹介します。

1. コマンドで確認する

Herokuのプロセスを確認するコマンドです。

Procfileの内容が表示されていればpumaが起動されています。

$ heroku ps

...
=== web (Free): bundle exec puma -C config/puma.rb (1)

2. ダッシュボードから確認する

Herokuダッシュボードhttps://dashboard.heroku.com/appsからRailsアプリを選択し、最初のページ「Overview」を確認します。

「Dyno formation」のメニューにOKが出ていれば起動しています。

2019-08-08 20-12-07

さて次回は?

以上でPumaの導入は完了です。

次回は、Heroku上で正しくRailsアプリが動いているかを確認するために、Railsに"Hello"を表示してHerokuにデプロイしていきます。

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